新しいパートナーを得て、以前の結婚生活の嫌な思い出をすぐに忘れられるかと言うとそういうわけではなく…。私は元配偶者との離婚後2年くらいでイギニョと出会ったわけだが付き合ってしばらく経ってもふと元配偶者や結婚当時のことを思い出しては、怒りでなにも手をつかなくなることがあった。※仕事中

ちなみに私の元配偶者はわたしとりこんしてから秒で彼女ができていた(面会交流から帰った息子から聞いた)。その彼女が妊娠したという報告をわざわざ電話でもらった後同様して泣いてしまったが、神かけて未練とかではなく長男まーちゃんがなんとなく不憫に思えたからだった。(でも本人はなにも気にしてなかった)「お父さんから聞いた>」「ん?赤ちゃんのこと?うん聞いたよ」「大丈夫?」「なにが?てゆうかお父さんなんで電話してきたんだろうね?」当時まーちゃん5歳。なにも知らない次男(妊娠中リコンしたので)

「それ、かぶってませんでした?」というくらい実に速やかに、元配偶者の彼女が妊娠に至っていたことにはびっくりした。

そしてもれなく私はその口や鬱憤をつきあいたてのイギニョにぶちまけていたのだがある日…「でさそんときあいつこう言ったわけよ、やばくない?クソすぎでしょ そんでさ…ねえ聞いてる?」

「A子の頭の中はいまだに元夫のことでいっぱいなんだね…ある意味引きずってるんだよね。あといつもどこかしらで元夫と僕のこと比べているでしょう。それがどれだけつらいかわかる?」私の言動がいつのまにか現パートナーであるイギニョを傷つけていたらしい(自己中なので自覚なし)

私はひたすら愚痴を言っていただけなんだけど、それでも「A子の頭の中は元夫が占めてるんだね…」とのこと。たしかに憎しみがいっぱいではあったけれども…。

そのとき私は思い出した。昔付き合っていた男でずっとひっきりなしに振られた彼女について話してくれる人がいたのだった。「でそんとき付き合って初めてのイブでさ頑張ってすげーいいレストラン行ったわけよ。彼女すごい緊張してかしこまっててさ。あと全身俺好みの服買ってあげたこともあったな。真面目な子だから地味な服しか持ってなくてさでも俺わかってたわけギャルっぽい服が似合うって」私はじぶんがよく透明にんげんにでもなったような気がしたものだった。私の男選びのクソさには当時定評があった。「ふーんへーえすんごーい」

あの元彼は私に元カノエピソードを話すことで私を彼の理想像に近づけたかったのかもしれない(全然なれなくて頑張り損だったね)。逆に私は元配偶者の許せないとこをイギニョに共有することで「お前これはやるなよ?」「こうなるなよ?」って無意識に牽制してたのではないか…?

あの頃いつも好きな人に誰かと比べられてずっと見えない敵と戦ってるみたいだった。すごくつらかったのに自分も知らずに同じようなことしてたのかな。デート中なのに相手が電話で2時間くらい喋ってるので心を無にしている。

あ聞いてよそういえば前に…「なに?」「あっううんなんでもない」あっぶねーまた元配偶者の悪口いうとこだった!それから私は少しだけ気をつけるようになった

そんなこんなでりこんしてからもうすぐ5年が経つ。時々結婚してた頃の嫌なことを思い出しはするけど腹わたが煮え繰り返るほどじゃなくなった。人生一度きりなので怒るより笑って過ごしたいですよね!「…ん?よく考えたら私あのときの彼氏に結構ひどい扱いされてなかったか?」うららかな日曜の午後に突如よみがえる昔の恋人に愛されていなかった事実。ねーねーなわとびみてて!

散々だった独身時代の恋愛経験のことを語り出すと、リアルに数日あっても足りないレベルなので、それはいずれまた描きたいと思うのだが…

元配偶者のKUSO言動ベスト7(順不同)

  • 日頃から「お前はほんっと頼りないな。ダメだなあ」とダメ出しされて、それを私の親の前でも言われる。(自分が旦那として優秀ですよアピール?)
  • 私の妊娠中やまーちゃんがまだ乳飲み子だった頃、何度か無職だった元配偶者だが、昼間特に家事を何もしていない様子なので「外ぐらい掃いてよ」とお願いしたら、「それは奥さんの仕事だろ」と言われる。(12歳歳上とはいえ、時代にそぐわない男尊女卑発言が多かった)
  • 私が好きなお絵描きや語学勉強を、「今すぐ金にならないなら無駄」と止められる。
  • まーちゃんの教育について話していた時、「俺は大学出てなくてもここまでなったんだから(え?無職のこと?)べつに無理に行かせなくてもいいと思う」と言われる。
  • 私の女友達で、顔やスタイルが良い子ばかり家に呼びたがる。
  • キャバクラとかクラブの女の子専用の携帯を持っている。
  • まーちゃんのお世話を頼んでも、携帯で動画ばかり見せて自分はテレビを見たり昼寝をしてしまう。
  • ……

あっ、書き出したらこれ2800項目くらいいっちゃいそうだわ!!

その場で言われたりされたりしてムカッときたものもあれば、その時には気づかなかったけど、あとから時を追うごとにじわじわ効いてきてイヤーーーな気持ちになるものもあったり。

しかしKUSOな話は子どもには隠す!

離婚当時はそんなこと思う余裕なかったけど、

なんにせよ自分が一瞬でも良いかもと思って一緒になった相手だし、

結果子どもも成したわけだし、

反省点はいろいろあるとはいえ、自分の人生の中の選択したものの一つとして受け入れなきゃならないのだ。

あと、子どもにはなんの罪もないので、特に父親と一緒に過ごした記憶がある長男まーちゃんの前では悪口を言わないようにというのは意識している。

ある時期まーちゃんには「なんで離婚したの?なんでなんで?」ってしつこく聞かれたけど、

「いやー浮気したときのはめ撮りDVDを持っててねー」とはとても言えないので、

「うーん、いろいろあってねー」と言葉を濁しつつ、

いつか本当のことを伝えるべきなのか?

いやそんなことしたら人間不信になっちゃわないか?

自分がそんなゲスいことする男の血を引いてるって考えたら自暴自棄にならないか?

とか、ぐるぐる考える。

(でも内容が内容なので、きっと言わないだろうな。なによりまーちゃんを傷つけたくない。)

元彼・元カノとは比べてナンボという発想

とはいえ、そういう経験がなかったら、きっと、イギニョと出会って恋に落ちたりもしなかったわけで。

私はまだ小さい2人の子どもがいたので、パートナー選びの際、彼の重い身体障害はネックになってしかるべきだったが、それ以上に彼の内面に惹かれた。

辛酸を舐めた半生だったからこそ他者にかけられる愛情、仕事に一所懸命で妥協しない姿勢、曲がったことを嫌う真面目さ。(あんまり書いてるとあとから『え、そうだったっけ』ってなりそうなのでもう控えるけど)

イギニョは「すぐ元夫と比較してー!」と怒るけど、元彼と今彼比べない人なんているか?

現パートナーと仲良くしながら、「あの頃はつらかったな」「あの子とはこうはならなかったな」とか過去の記憶に思いを馳せながら、今ある幸せの有り難み感じないか?

私は過去の失恋や離婚によって、自分が譲れないもの、欲しかったものがクリアになった。

私が彼を選ぶ上で(選ぶって言うと上からだし、すごく吟味したみたいに聞こえるけど、実際はあっという間に好きになっちゃったのだ)、少なからず、あまりに物質重視(容姿とかお金とか所有物)だった元配偶者への反発心と「私はこう思う、これがいいんだ!」っていうのがあったはずなのだ。

そして、だからこそ余計に染み入る今の幸せ。

前の結婚生活や過去の恋愛を思い出しながら、なん度も反省して、今の生活をより楽しい幸せなものにしていきたいよね!

おすすめの記事